『ミライの職業訓練校』は、山里で生きるために必要な技を学び、仲間とともに実践し、切磋琢磨しながら山里で生きる『糧』を身につける学びの場です。
山里で生きる『糧』を身につける。糧には、「たべもの」としてのカラダの栄養と、「心の活力」としてのココロの栄養の二つの意味があります。自ら学び、仲間とともにチャレンジし切磋琢磨しながら、山里で生きる糧を身につけて、カラダとココロを豊かにする「ミライの職業訓練校」。
校長あいさつ
人生100年時代とも言われ、またAIやロボットの発達によって今ある仕事の多くが将来には消滅すると言われています。これからの時代、どうやったらイキイキと働き暮らせるのか、本気で考えてみませんか?昨今言われている「働き方改革」の主眼は「ワーク・ライフバランス」、つまり仕事と暮らしをバランス良く両立させましょうということです。しかし、私は仕事と暮らしを別のものと捉えるこの考え方に疑問を感じます。人生の多くを過ごす仕事の時間が、暮らしとは別物の「給料をもらうためのガマンの時間」というのではさびしすぎます。「仕事」と「遊び」の境目がなく、仕事をすればするほど楽しいような働き方・暮らし方。働くと暮らすが境目がない「くらしごと」。そういう生き方をしている先輩たちを訪ねて深く話を聞いてみましょう。そこから自分の将来の「くらしごと」がみえてきます。もちろん一人では難しいですね。ミライの職業訓練校ではここで出会った仲間たちとそれぞれの「モヤモヤ」を語り共有することで、将来の働き方・暮らし方を見出します。ここでの唯一のルールは「否定しない」(自分も相手も)。安心して語ることができます。中学生から社会人まで、ともに学び語りあいましょう。
ミライの職業訓練校校長 高野雅夫
ミライと従来職業訓練校比較表
従来の職業訓練校 | ミライの職業訓練校 | |
理念 | 労働者の地位向上、 職業の安定を図る場 | 愛ある働き方を模索し、実現していく場 |
前提の価値 | 「早く」「遠くへ」「合理的に」 | 「深く」「身近な」「つなぐ」 |
技術観 | 近代化を進める技術の習得「征服技術」チカラの拡大 | 持続可能な技術の習得「適正技術」愛と力の統合 |
教育観 | 遅れた人を標準にするCatch up | 活かし合いから天職に気づくNotice a calling |
主な対象者 | 転職希望者個人の能力向上を求める人 | 現代の働き方にモヤモヤを感じている人 |
学習スタンス | カリキュラムに沿って先生が教える | 学びたい人がカリキュラムをつくり先生を選ぶ |
出口(卒後) | 都会の企業等に就職 | 半農多業、起業、地元に就職 |
卒後の暮らし方 | 生活場と働く場の分離 | 自分のフィールドをつくり生活場と働く場の融合 |